御神楽


本吉太々法印神楽とは

現在、神社に奉仕する神職の多くは、明治維新以前「法印」と呼ばれた修験でした。神仏習合の時代、修験は神社を別当奉仕し加持祈祷を修し神楽を奏しました。法印が携わる神楽が法印神楽であり、宮城県内では牡鹿、桃生、登米、本吉、遠田、岩手県では気仙、胆沢、磐井の各群域で継承されてきました。共に旧仙台藩の版域です。このなかで桃生の神楽は180年ほど前に気仙沼から伝えられたといいます。また、本吉郡戸倉の神楽は古くは気仙神楽と称し、気仙郡から伝えられました。さらに登米の神楽は戸倉の流れであり、現在岩手県内陸の胆沢、盤井の神楽は浜神楽と呼ばれていました。(本田安治著『陸前濱の法印神楽』)これらの由緒の伝承から法印神楽伝播の起点が気仙郡にあると推定されます。